▲今回シーシャの炊き方を教えてくれた480cafeのたいきくん

 

みなさんシーシャライフ満喫されてますか?

ASLAJ web担当のMです!

初心者セットを買ってシーシャを炊いてみたけど味がしないとか、うまく吸えてるのかとか、

上手に炊けてないなと思うことはありませんか?

この秋にシーシャを始めたばかりの私も、イガイガしちゃうときがあったり、炭替えのタイミングがわからなかったりと

まだまだイマイチ、満足のいくシーシャを炊くことが出来ていません…

そこで今回は、シーシャ初心者の方でもおいしくシーシャを炊くコツを480cafeスタッフのたいきくんと

実際に炊きながら教わってきました!

 

まずはボトルの準備

▲左がODUMAN、右がHONEY SIGH。画像くらいの水量がベスト。

 

シーシャを気持ちよく吸うには、ボトルに入れる水の量も大切。

2021年10月現在ASLAJでご用意している初心者セットに付随しているボトルは、

「ODUMAN」と「HONEY SIGH」というメーカー。(以下オデュマン、ハニーサイと記載)

目安としてはそれぞれ、ステム(ボトルに刺さってる鉄の棒の部分)の下の部分から指2本分くらいが適切だそう。

ただ、ハニーサイの場合は目安より少し多い水量が好まれるお客様もいらっしゃるそうで、

迷った場合はホースを挿して吸いながら調節するのもいいみたいです!

お好みの吸い感を探してみてください!

 

POINT・水の量はステムの下の部分から指2本分くらい。

・迷ったらホースを挿して試し吸い!

 

 

味の要!フレーバーを盛る

ボトルの準備ができたらボウルにフレーバーを盛っていきます!

ここが、シーシャの味の要。シーシャ初心者の壁ですよね…

今回炊いたのは、アルワハエリート ブルーベリーミックスTickTock ハリケーン(オレンジ)

どちらも初心者にはおすすめのフレーバーで、ハリケーンは私もおうちシーシャでのお気に入りフレーバーです!

 

フレーバーを馴染ませる

まず、フレーバーをボウルに盛る前に

フレーバーを入れている容器の中でフレーバー全体を崩しながら混ぜます。

フレーバーにシロップを馴染ませ、空気を入れるようにぐるぐるぐちゃぐちゃ混ぜます。

(youtubeにある「初心者セット説明 中編」を見てもらうとわかりやすいかも)

この時、使う分だけでなくタッパーに入っている分を全部混ぜるのがポイントだそう。

 

ボウルにフレーバーを盛っていく

▲たいき先生に見守られながらフレーバーを盛っていくシーシャ初心者2人。

 

フレーバーを混ぜたらボウルに盛っていきます!

自宅では救急セットで使うような短いピンセットを使っているのですが、

480cafeではそれの倍はあるだろう長さのピンセットを使わせてもらいました。

これは盛りやすい…

どこで手に入るか聞いてみたところ、熱帯魚関連のお店などで見かけることが出来るそうです。

 

フレーバーを盛るコツ

ボウルにフレーバーを盛ったものをさっそくたいきくんに見てもらうと…

たいきくん「うーん…全然これでも大丈夫なんだけど…俺が盛ってみるね。」

ということで、たいきくんに盛り直してもらうことに。

 

 

サクサクと手直ししていくたいきくん。

できあがったものがこちら

 

▲左が私(初心者)が盛ったもの。右がたいきくんが盛ったもの

 

うーん。なるほど。

私が盛ったものとくらべると 、たいきくんが盛ってくれたものは、

上からみても横から見ても隙間があってボウルに均一にフレーバーが盛られています。

それに比べて私が盛ったものは、ボウル内に盛られているフレーバーに偏りがあって

全体的にべちゃっとして見えます。

 

▲たいきくんが盛ったものは立体的に盛られている。

 

たいきくん「全体的にふわっと均等に盛ってあげるのがポイント!

葉っぱが固まっているものを手で広げて被せてあげるだけでも、全然変わってくるよ。

あとは、なるべくフレーバーを触らないのもコツかな。

葉っぱを立たせようと触りすぎると、空気の通り道を潰してしまう。」

 

▲左側はたいきくんが指で潰したもの。右を比べると空気の通り道がない…

 

たいきくん「これは極端な例。右側の方が空気の通り道が多いから、煙も多く出るし味もよく出る。

左側は空気の通り道がないから、下にまで空気が通らない。

だから上の方のフレーバーしか味が出ないし煙も薄くなっちゃう。」

 

なるほど…空気の通り道を意識して盛るのが大切なんですね…

しかしこれが難しいんだ…

 

たいきくん「練習あるのみやね(笑)」

 

POINT・ボウルに盛る前にフレーバー全体をしっかり混ぜる。

・空気の通り道を意識してふわっと均等に盛る。

 

 

ここにも工夫あり!炭を焼いていく

おいしいシーシャを炊くにはしっかり炭に火をいれるのも大切なんだとか!

 

早く炭を仕上げる風防(ふうぼう)の作り方

まずたいきくんが教えてくれたのは480cafeで「風防(ふうぼう)」と呼ばれるアイテムの作り方。

これがあるのと無いのとでは炭の焼き上がり時間が全然違います。

 

 

材料はアルミホイルのみ!

まずは、アルミホイルを適量出して半分におります。

 

 

つぎにぴらぴらしている方を内に折って、

 

 

丸くしたのちに縁を内側に巻き込むように折りこんでいきます。

反対側も同じように折りこんでください。

 

 

アルミを丸くする際に重なり合った縁同士を巻き込むようにおります。

これで風防は完成です。

これを焼いている炭の上において使います。

 

 

実際に風防を置いて焼いてみると一目瞭然。

同じタイミングで焼き出した炭でも火の通り方が全然違うのがわかります。

3分くらい炭の焼き上がる時間が短縮されるとか…

急ぎで炭を焼きたいときや、すぐにシーシャを炊きたい!なんて時にはぴったりですね!

 

 

適切な炭の焼け具合

▲左側のように黒いところが残っていたらまだ。右側くらい赤く光っていればOK

炭がきちんと焼けてるかどうかの確認は、炭に息を吹きかけてその面全体が赤く光っていればOK。

きちんと焼き上がっていたらひっくり返してもう片面も焼きます。

 

▲よくあるまだ焼けていないパターン。息を吹きかけると真ん中がまだ黒く残っている。

 

両面焼いていく中で、ぱっとみ焼けていても息を吹きかけるとまだ中が焼けていない時があります。

そんな時は焼け具合を確認する時のように何回か息を吹きかけてあげると

酸素が炭に送られて中まで火が通ってくれます。

 

たいきくん「なぜきちんと炭に火を通すように案内するかというと、

中途半端な焼け具合の炭でシーシャを炊くとどうしても炭くさいシーシャができてしまいます。

おいしいシーシャを炊く為にはここも妥協できないポイントやね。」

 

POINT・炭を早くしっかり火を通したい時はアルミホイルで作った風防を被せて焼く。

・息を吹きかけながら焼き具合を確認し片面ずつしっかり焼く。

・息を吹きかけて、炭の面全体が赤く光っていればOK!

 

 

待ちに待った!立ち上げ

フレーバーを蒸らす

 

見出しで大々的に「立ち上げ!」と言ったもののまずはフレーバーを蒸らすところから。

ボトルにセットしたボウルの上にイグニスを置き、イグニスに先ほど焼いた炭を置いていきます。

 

 

まずは、イグニスの縁側の空気の穴がある部分から炭を三つ並べて置いていきます。

内側に置いてしまうとフレーバーに熱が伝わらないので、空気穴のギリギリに並べるのがポイント。

 

 

炭を置いたら蓋をして5分待ちます。

 

たいきくん「ここで蓋をするのは熱をこもらせてフレーバーを蒸らす為で、

シーシャの煙はフレーバーの葉っぱについたグリセリンのシロップを気体化させたものなので、

煙を作る為にしっかりとシロップを液体から気体にしてあげる為に蒸らしという過程があります。」

 

待ちに待った立ち上げ!

 

5分経ったらようやく待ちに待った立ち上げタイム!

ボトルにホースを挿して、ボトルを見ながらそっと吸います。

ボトル内に煙が充満すれば、シーシャからの立ち上げOKの合図です。

 

たいきくん「まだ上の方で煙が満たされてないなと思ったら、

あと数秒ほど待って吸ってみてください。」

 

立ち上げOKの状態になったら、いつもシーシャを吸うイメージでググッと吸います。

ここで煙を吐いた時に煙が立っていれば立ち上げは完了です!

 

POINT・煙や味を出す為にイグニスに蓋をしてしっかり蒸らす

・蒸らしたら、はじめはそっと吸ってボトルに煙が充満しているかチェック!

・ボトルが煙で満たされきらなかったら、さらにちょっと待ってからもう一度吸う

 

 

これぞシーシャの醍醐味!調節

シーシャ初心者の壁その2。調節タイムです。

おいしいシーシャを吸うにあたってどうしても避けては通れない上に裏技もない…

しかしこれが楽しい!ジレンマの工程ですね…

 

熱入れ

 

たいきくん「はじめに吸った時に喉に圧迫感を感じたり、吸いにくさを感じたときは

3つ置いている炭を1つ減らしてください。

この時、イグニスに残っている炭をさっきと違う場所に平行に並べてください。」

 

 

たいきくん「炭を並べ替えたら、蓋をしめて吸う。

そしたら、また蓋を開けて炭をまだ置いていない場所に炭を動かして

また蓋を閉めて1吸い。これを2つの炭がイグニスを1周するまで繰り返します。

この時炭は絶対平行に並べるようにしてください。

イメージとしては、ボウルに乗っているフレーバー全体に熱を入れているイメージです。

初めの調節は特に熱を逃さないことが大切になってきます。」

 

吸って蓋して回す、吸って蓋して回す…

これを繰り返したのちに自分の好きな味へ近づけていく調節に入っていきます。

 

POINT・吸いにくいと感じたら炭を1つ減らす

・1回吸ったら炭を動かしてイグニスに蓋をしてまた吸うを繰り返して炭を1周させる

・炭は必ず平行に並べる

・熱を逃さないことが大切!

 

味の調節は研究と考察の繰り返し

そもそもシーシャで言う調節とは、

ボウルで熱しているフレーバーの温度帯を吸いや炭の位置などで調節して

おいしいところを探していく作業になります。

これが、ほとんど感覚的なもので非常に難しい….

ずばりたいきくんにコツを聞いてみたところ…

 

 

▲たいきくんの好きなブルーベリーの味に調節するたいきくん。

 

たいきくん「コツ…コツというより研究と考察が大切かなぁ。

自分がおいしいと思うシーシャを周りのシーシャ仲間に教えてもらったり、お店の人に聞くのも手だし

自分で実際に炊いてみてフレーバーの温度帯で出る味を調べたりするのも大事。

フレーバーによってはすごい高温じゃないと味が出ないフレーバーとかもあるからね。

研究はシーシャの醍醐味の部分でもあるからそこは試行錯誤しながら楽しんでほしいな。」

 

研究と考察。確かに480cafeの新人さんたちは、はじめにミックスしたフレーバーではなく単品で

たくさん数を吸って、感じたことをメモする練習をしているのを見かけたことがあります。

自分で炊いていても時間が立って「甘くなったな」とか「炭変えた途端にすごい果物の味が上がってきたな…!」

みたいな経験をしたことがあります。

 

 

たいきくん「あとは、吸いと熱量のバランスが大事かな。短い時間にたくさん吸いすぎるとフレーバーの温度が下がる。

でも長く吸わないでいたり、炭を交換するとまた熱が溜まって次はフレーバーの温度が上がっていく。

立ち上げでつくったおいしい味を保つ為には、吸いと炭の交換が大切になってくるかな。

上のグラフで言うと、星の位置(立ち上げ)から味が下がらないように炭交換と吸いで調節していくイメージ。

青い線みたいな温度を極端にあげたり下げたりするような調節をしていると、

フレーバーに負荷がかかってしまっておいしくシーシャは吸い続けられない。

赤い線のような調節ができるようになるとばっちりやね。」

 

炭交換の頻度

▲左が時間が経ちすぎた炭。上級者はこのサイズも使って調節するらしいが…
シーシャ初心者の我々は大人しく新しい炭を焼いてしまおう。

 

炭交換と吸いが大切なのはわかったけど、炭交換ってどのタイミングで行うんだろうか…

 

たいきくん「だいたい、10分から15分くらい経つまでの間に焼いちゃってほしいな。

炭が小さくなると、その分温度が下がるし新しい炭との温度差が激しくなってしまいます。

先ほど話した通りおいしい温度帯をキープしたいので、できればマメに炭は交換してくださいね。」

 

たいきくん「でも、炭交換とか調整ってけっこうみんなそれぞれ我流があったりするから、

お店の人とか経験者にバンバン聞いてみてください!」

 

POINT・おいしいシーシャを炊く秘訣は「研究と考察」

・吸いと炭交換のバランスでおいしい点をキープする!

・炭は10分から15分経つまでの間に次の炭を焼き始める

 

 

シーシャ初心者あるあるQ&A

シーシャが出来上がったところで、初心者あるあるな失敗をたいきくんに相談してみることに。

 

シーシャを作ってみたけどなんかイガイガするor焦げた味がする。

たいきくん「これは、簡単。フレーバーが焦げてしまっているか、熱が通りすぎているということ。

そんなときは、そーっとボトルに空気を送り込んで1度ボトルに溜まったこげた煙を追い出します。

それから炭の位置を調節してもう一回吸い直してみてください!これで改善されているはず。」

 

そもそもシーシャから味がしない…

たいきくん「フレーバーに対して温度帯が合っていないのかも…

すごく温度を高くしないと甘みが出ないフレーバーもあれば、高すぎると味が飛ぶフレーバーもあります。

会社やフレーバーによっておいしく吸える温度帯が違うから、一度シーシャ屋さんに相談してみてほしいです。」

 

ASLAJで購入された場合もお問い合わせから聞いていただければお答えいたします!

 

シーシャを吸ってるとしんどくなっちゃうんですが…

たいきくん「シーシャでしんどくなっちゃうのは酸素不足が原因。

おいしいシーシャを吸うには吸いが大切と先ほど言いましたが、しんどくなってしまっては元も子もありません。

甘いものを食べたり飲み物を適宜飲んでもらって、自分のペースでゆっくり楽しんでくださいね。」

 

 

お片付けまでがシーシャ

おいしいシーシャで気持ちが満たされたら、あとはお片付け!

少し工程は多いものの、どれも簡単な物ばかり。

さくっと終わらせちゃいましょう!

 

炭の鎮火

炭の鎮火の仕方は、人によってそれぞれ。

私は、先に炭をチャコールホルダーの代わりに使っているコップに全部いれて、

アルミホイルを被せて無酸素状態にして鎮火しています。

480cafeでは、水を張った容器を用意してそこに炭を入れて鎮火させていました。

 

 

まずはイグニスの下の方にある隙間にトングの片面を突き刺して掴まずに持ち上げます。

 

 

そしてシンクまで行ったらトングをぎゅっと握って、

そのままイグニスに入った炭を水の張った容器にぼちゃんです!

イグニスはそのまま冷めるまで干して、炭は容器に入った水を切って炭はそのままポイです。

 

ホースの洗浄

 

ホースはシンプルに匂いが落ちるまで水を通しておしまいです。

匂いがついて取れない時は、新しいヌーホースをおろした方が次のシーシャがおいしく吸えますよ!

 

ボトルやステム、お皿の洗浄

こちらも匂いが落ちるまで水やぬるま湯でざざっと洗っておしまいです。

ポイントとしてはどのアイテムも洗剤を使わないこと。

洗剤の匂いがついてしまうとシーシャの香りがおかしくなってしまいます…

 

 

おいしいシーシャとは

これにて、シーシャ初心者に送る480cafeスタッフたいきくんによるシーシャ指導は終了です。

非常に学びの多い取材となりました…

最後にたいき大先生に、おいしいシーシャとはなにかを聞いて終わりにしましょう。

 

たいきくん「いろいろ話してきたけど、『自分が満足できるシーシャ』結局それが一番だと思います。

味覚は人によって違うから自分がおいしいとおもうラインで楽しめばそれはもうシーシャだし、

味がしなくても作り上げたものはもうシーシャです。

だからこそ、研究したり人に聞いたりして『自分が満足できるシーシャ』を完成させてほしいなと思います!」

 

今回ご協力いただいた、たいきくんは480cafeに行けば会えます!

明るくてやさしい素敵なスタッフさんなのでみなさんぜひ、わからないことを聞きに遊びに行ってみてくださいね!

 

今回利用したシーシャ器具

・ハニーサイ mini (画像左)

 

・オデュマン ファンネルボウル マジック

 

・シーシャ初心者セット ODUMAN N4 セット(画像右)

 

・アルワハエリート ブルーベリーミックス

 

・Tick Tock hurricane