みなさんシーシャライフ満喫されてますか?ASLAJ web担当mです♪

SNSにて告知されてから発売をお待ちしていただいているLIRRAの新作フレーバー「ロイヤルティー」

実はこちら、ASLAJの実店舗480cafeのスタッフ「伊織ちゃん」がLIRRA本社へ実際に赴き直接調香したフレーバーなんです!

そんなわけで、今回は日本人初のフレーバー調香師伊織ちゃんにシーシャフレーバーの調香についてインタビュー!

全シーシャファン必見!シーシャフレーバー制作秘話!!

ぜひ最後までお読みください♪

 

フレーバーを作ることになったきっかけは?

 

一番初めにLIRRAに訪問した時点で、LIRRA側から「日本には日本の売れる味があるだろうから、LIRRAを広めるためなら必要なフレーバーがあれば作ってあげられるよ」っていう提案はあって。

販売準備とか販売をしていく中で色々とリクエストしてたら、

「日本人とこっち(LIRRAのマーケット対象の国)と、好みの風味がけっこう違うから一度一緒に作ってみない?」って提案をもらったのがきっかけになるかな。

 

 

第一弾をロイヤルティーにした理由は?

そもそもLIRRAのラインナップに「ティー」系のフレーバーは無くて、

フレーバーを作る話になった時にじゃあおいしいティー系が欲しいなってなったのが一番かなぁ。

LIRRAの主なターゲットはトルコとかヨーロッパになるんやけど、その地域でどんな味でどんな香りが売れるかって言うのを

LIRRA側はすごくリサーチしてて、「ティー系」はあまり需要が少ないから出してないって感じみたい。

 

フレーバーを作るにあたってのこだわりは?

まず意識したのは、「ミックスのベースとして使いやすい」と言う点。

日本のシーシャ文化は単品で吸うと言うよりミックスしたシーシャを楽しむ方が多いから、単品でだけおいしいフレーバーがあっても意味があまり無いのかなって思って。

だから、混ぜてもしっかりと紅茶としての主張があるかどうかみたいなところはしっかりこだわったかな。

 

あとは、ベルガモットティーとかアールグレイとかじゃなくて、紅茶系のフレーバーでとりあえず「これ」を選べば間違い無いだろうって言うのが欲しいって思って。

「紅茶が好きな人」って紙パックのリプトンとかが好きな人も居れば、

本格的な茶葉から淹れる紅茶が好きな人も居るから、どれが一番日本人にとって「これが紅茶や」って

みんなに思ってもらえる風味なのかっていうのを見極めていくのはすごく大変やったな。

 

自分の好みの部分はどう反映されましたか?

ユーザーが使いやすいかどうかっていうのをとにかく意識するためにも自分の好みは殺しながら作ったかな。

大勢の人が吸った時に「これは紅茶である」って認識できるかどうかが一番大事なところやから。

「私が好きな紅茶のフレーバー」を作るってなったら全然違う調合になってたと思うよ。

 

LIRRA側の感想は?

「いいね!日本人はこういう風味が好きなんだね!」って言ってた(笑)

あとは「すごく軽いね!ソフトだね!そのうえで華やかな香りがするね」とも仰ってて、

トルコでは、伝統的な重くてしっかりとフレーバーの味がするシーシャが好まれるから

さっきも言ってたみたいにヨーロッパとかトルコではやっぱりウケにくいかなって。

きっと、トルコで「ロイヤルティー」を出すってなったら本社の方はまた違った風味で出してくると思う。

 

 

フレーバーを作る工程

日本の為のフレーバーベース

そもそも、日本で出してるフレーバーは「日本専用ロット」になってて、

調香する前に、葉っぱとグリセリンだけがまざった「ベース」と呼ばれてるものが本国の物と違うねん。

グリセリンの量とか葉っぱの水分量とかを日本人好みのものをうちのオーナーがオーダーしてる。

だから、同じフレーバーでも本国と日本の物では味の出方も変わってくるんよね。

 

風味や味付けはアロマで行われている

LIRRAの工場の中に調香室みたいな場所があってそこには何千種類もの「アロマ」があるねん。

その中で、作るフレーバーに対して今メーカーにあるアロマを使った方が良いのか、

他所でアロマを取り寄せて新しく見つけた方が良いのかみたいなのをまず話し合う。

で、アロマを何個かピックアップしてそれを全部試していって一番いい物を選んで、良い物を見つけて混ぜていくんやけど、

アロマの分量で結構味が変わるから、どのパーセンテージが一番おいしいみたいなのはもちろんあるから

何パターンか作って見極めていかないといけないから結構大変やったかな。

 

ロイヤルティーは何本くらい試作した?

ロイヤルティーはけっこうすぐできたよ。

3つとか4つくらいかな。ほかにもいろいろ作ってるけどやっぱり物によるかな。

アロマとして嗅いだ時の香りはめちゃくちゃ良いけど、煙にしたとたんにまずいみたいなことはよくあって、

LIRRA側でも何百本と作ってるけど納得できるものができない…みたいなフレーバーはいっぱいあるって。

今本国で発売されてる物の中でも改良され続けてる物はあるみたい。

運みたいなところはあるんやろうなぁ。

 

フレーバーを寝かせる期間と混ぜ方でも味は変わる

私たちがフレーバーを作るってなった時に不安だったのはフレーバーを寝かせる期間。

フレーバーを作った瞬間から完成まで大体2,3週間かかるんやけど、その間の寝かせ具合で味ってだいぶ変わってきて、

2日寝かして味が若干変わったかな、5日経ったら結構変わったなみたいなことが全然ある。

それも良い傾向に変わることも悪い傾向に変わることもあるからすごい難しくて。

おなじAってフレーバーを違うアロマで作ったものがあっても、

こっちはすごく良い傾向だけど、あっちはどんどん悪くなってるってこともあるから油断できないよね。

 

後、混ぜ方でも味が変わることがあるらしくて。

サンプルを作る段階では手混ぜでアロマとベースを混ぜていくんやけど、

手で混ぜてるとどうしてもムラができてしまう。若干濃いところ、薄いところみたいな。

LIRRAの販売ロットは機械でずっと撹拌してるからそういうムラがないほぼ無い状態で出してるから、

ちょっとだけ味の出方が違ったりするんやって。

だから、販売ロットができた時点で本社の調香師さんが味が変わってないかを毎回試してくれてる。

 

更にタバコの葉っぱって自然界のものやから、全く同じものができるってことはまずなくて、

水分量とか葉っぱのクセ感が毎回若干違うから、日本のベースでサンプルを作ってても

販売ロットになった途端クセ感の出方が違うみたいなのはどうしても出てきちゃう。

それを100%きっちり毎回同じにそろえるって言うのはなかなかに難しいよね…

 

 

フレーバーを作ってみて考え方が変わった部分は?

トルコのシーシャって「これが正解」って言うのを提示してこないから、そういうニュアンスは大事にした方が良いかなって思ったかな。

「なんとなく炊いてみて、おいしいな」って感覚をトルコってすごい大事にしてて、

シーシャ屋さんでも「それ(出されたシーシャ)が嫌なら自分で好きに触りな」っていうのが前提やから、

お店のシーシャにはトングがついてくるし。

正解を押し付けてこないスタンスって言うのは、すごく良いなって思って。

 

お客様にシーシャを出すときに「私はこれが好きだから、これを吸ってください」って言ったら

それはプレイヤー側のわがままになっちゃう。

もし私がシーシャ屋さんにお客さんとして行ったときに

「これは、ちょっと注文したのと違うな」って思っても「僕がこれが好きだから」って言われちゃうと

それはちょっと…大丈夫なのかな?って思っちゃう。

そこは、お客さんにとっての正解を模索し続けられるようにしとかないといけないよなって再認識したかな。

 

でも、海外のシーシャのラフさとは違って日本人はシーシャに対してすごく研究熱心だから、

そういう欲も満たせるようにしておかないといけないかなーとも思うよ。

 

 

今後どんなフレーバーを作りたいか

みんなが求めてるような需要のあるフレーバーっていうのは、

プレイヤーとして業界にいたらわかってくるから、かゆいところに手が届くみたいな役割はできたらいいなって思うし、

日本人の繊細な感覚を活かせる、「そういうのもあったんだ!」みたいな面白いフレーバーも作っていきたいですね。

がんばります!!

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は日本人初のフレーバー調香師となった「伊織ちゃん」にフレーバー制作秘話をインタビューしました!

他にもいろいろここに書けないような、面白いお話があったのでぜひ480cafeで

伊織ちゃんに直接聞いてみてくださいね♪

 

そんなわけで、ASLAJ・480cafe発日本人調香師が手掛けたLIRRAの新作「ロイヤルティー」

販売は9/13 0:00から!

 

 

 

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